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もし就活学生がマーケティングを勉強したら85Q&A編  内定をもらうためには、何社くらい受ければいいですか?

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Q:内定をもらうためには、何社くらい受ければいいですか?(大学3年生・男子)

A:受ける会社の目標数を設定する必要はありません!

内定が取れないことを恐れるあまりに、「50社エントリーしないと!」「100社エントリーしないと!」と、エントリー数だけを闇雲に増やして、手に負えなくなっている学生をよく目にします。そうなると、各会社に注げるエネルギーも減ってしまい、本末転倒。大事なのは「数」ではありません。自分自身のキャパシティと相談しながら、丁寧なエントリーシートを書き、面接対策もしっかりできる範囲で進めていきましょう。そうすると、ばらつきはありますが、結果的に30〜60社程度になる学生が多いです。また、倍率がとても高い人気企業ばかりを受けるのではなく、業界研究を通じて見つけた中小企業や大手企業の関係会社なども含めて、バランスよく受けていくことも大切ですよ!

Q:OB訪問をしたいのですが、大学ではOBの連絡先を教えてもらえません。(大学3年生・男子)

A:思い当たるあらゆる繋がりをあたってみましょう!

大学によっては、個人情報の保護を目的として、OBの連絡先を公開していないところがあります。そうなると、途方に暮れてしまい、すぐにあきらめてしまう学生が多いのですが、企業で実際に働いている人の話を聞くことは、様々な発見があり、とても意味があること。OB訪問を通じて仕事の理解が深まれば、採用試験でも差がつくので、できればしておきたいものです。実は、OB訪問とは言うものの、同じ大学の卒業生である必要はありません。家族、親戚、アルバイト仲間、高校時代の友達など、身近なところから、希望する企業との繋がりを、探してみましょう。たとえ同じ企業でなくても、同じ業界や業種で働く人のお話を聞くことができれば、とても参考になりますよ!

Q:理系なので、授業と就活の両立が厳しいです。どうすればいいですか?(大学3年生・女子)

A:やるべきことを整理して、優先順位をつけてからひとつずつ進めていきましょう!

2月以降はエントリーシートの締め切りに追われて、どんどん忙しくなってきます。特に理系の学生は、それに加えて毎週のように実験やレポートの提出があり、両立ができないと弱音を吐く学生も少なくありません。でも、そこをなんとか踏ん張って、両方こなさなければいけないのが現実。どう進めていけばよいか、前向きに考えましょう。やるべきことを頭に浮かべてみるだけでは、その多さに圧倒され、気持ちが焦るばかりでなかなか動き出せない、ということになりかねません。そんなときは、やるべきことを「見える化」することです。例えば、紙にやることを書き出し、それぞれの期限を書き込む。それだけで、意外にスッキリ頭も心も整理され、優先順位もつけやすくなります。それができたら、あとはひとつずつ、実行に移していくのみです!

Q:親に地元での就職をすすめられて、迷っています。(大学3年生・男子)

A:あとあと後悔しないためにも、自分に正直に、決断しましょう!

都心の大学では、Uターン就職を親から望まれているという学生は珍しくありません。親の気持ちに応えたいという想いと、都市部でチャレンジしたいという想いが交錯して、どうしていいかわからなくなってしまい、相談に来る学生がたくさんいます。なかなか決断できないでいると、就活そのものに大きな影響を及ぼしてしまうので、できれば早く方針を定めたいもの。そこで、一番大切にして欲しいのは、「自分は何をしたいのか」という想いです。「親に言われたから」という理由だけで、就職先を決めてしまうと、働き始めてからモチベーションを維持することが大変になります。どちらで就職するにしても、「自分で決断したんだ」と思えることが、充実した社会人生活を送る上で、とても重要です!


エントリーは数が多ければいいという訳ではありません。
イラスト / たかはし たまき

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