ギャラリーのように鮮烈に
家族を包む理想の住まい
インテリアへの想いを実現
のどかな都心の郊外。アイアンの門扉の向こうに建つその家は、一歩足を踏み入れると暖かで新鮮な空気に包まれる。玄関の大きなクリスマスツリー、薄いブルーの壁面に飾られた数々のフォトフレーム。アットホームなその雰囲気は、映画に登場する海外の富裕層の一軒家のよう。
「NYとフロリダに住んでいた子供の頃の経験が影響しているんです。NYでは1階がアートギャラリーになった3階建てのレンガのアパートに住んでいたのですが、その時の印象がとても強いですね」。
と言うのは自宅でベトナム・タイ料理教室を営む小原麻美さん。結婚後、家を建てるときには理想の家を目指し、とことんこだわり抜いた。
「ハウジング雑誌を見ていたので、こういう家にしたいというイメージはありました。いろいろ調べた結果、自由に設計させてくれてアイアンをきれいに使わせてくれる会社にお願いしました」
週1回のミーティングを2年弱も続けてプランニング。
「変更した設計図をもらって帰り、また1週間考えて、ということの繰り返しでしたね。でも、設計士さんとお酒を飲みながら話し合ったりして、とても楽しくさせてもらいました」