世田谷区の大井町線沿線の敷地に家を建てた松木さん。中古をリノベーションして住むことを考えていた時期もあったという。「倉庫ぐらい広い空間のある建物を探したりしていました。そのほうがリノベーションしやすく、つくりも変えていきやすいだろうと思って」
リノベーションを考えていたのには、まずコストの問題があった。都心の、できる限り会社から近い場所に住むのが希望だったが、そうすると自然と土地代が高くなる。その時にリノベーションのほうがコスト効率がいいだろうと考えていたという。
また、以前に見て回った時に新築にあまりいいイメージを持てなかったということもあった。「建売りのイメージが強くあって、都心の狭い土地だと3階建てで1階が駐車場というつくりをよく見かけますが、まさにそういうところを見せられて都内の新築だとこんなものなんだなと思っていたんですね」